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ディープフェイクが映画を変える? 登場人物の幼少期をリアルに再現?

映画

皆さんはディープフェイクというAI技術をご存知でしょうか?

ディープフェイクとは、deep learning(深層学習)fake(偽物)を組み合わせた混成語。

人工知能に基づく人物画像合成技術のことです。

要は、既存の映像と他の映像を組み合わせて、実際に起こっていない現象を生み出すことです。

個人的には、この技術は今後、映画やドラマで重宝される時代が来るのではないかと注目しています。

その点を含めて、今回はディープフェイクについて取り上げます。

ディープフェイクの映像

ディープフェイク」と言葉で聞いても分かりづらいと思うので、まずは実際の動画で見ていきましょう。


こちらはディープフェイクの中でも有名な映像↑

世界のリーダーたちが「イマジン」を歌っています。

その中には北朝鮮の金正恩の姿も。

しかし、これは現実に起こったものではありません。

様々な映像を使い、あたかも起こったかのように見せかけているだけなのです。

このように、ディープフェイクの技術を使えば、存在しないはずの映像を作成することができるのです。

映画やドラマで重宝される?

ここからが本題。

このディープフェイクの精度が高まれば、今後、その技術は映画やドラマで重宝されるのではないかと思うのです。

主な用途としては、登場人物の若い頃・幼少期を回想するシーンで使えるのではないでしょうか?

現在、映画やドラマでは登場人物の幼少期を表す撮影方法は下記の2種類があります↓

  • 同一人物がメイクや服装で若作り
  • 似た若い役者を代役にする

 

若作りできたり、その人に似た役者を探すことができれば良いのですが、それができなければ最悪。

見るものとしては、一気に現実に戻されたというか、違和感を感じます。

ここで精度の高いディープフェイク技術を使えば、よりリアルに登場人物の幼少期・若い頃を描けることになるのです。

例えば、現在60歳の登場人物が10代の頃を回想するシーンがあっても、ディープフェイクで綺麗に再現できれば違和感はありません。

同一人物な訳ですから。

まとめ

以上、映画・ドラマで今後使えるんではないかと思うディープフェイクについてでした。

しかし、上述の使い方には問題点もあります。

ディープフェイクは現段階では、過去の様々な表情の映像を元に再現する技術だからです。

よって、その登場人物の若い頃・幼少期の(ある一定量の)映像が必要になるのです。

それを考えると、現状ではディープフェイクを活用できる役者は、若い頃から長年撮影されている人に限られるということになります

しかし、技術は日々進歩するもの。

そのうち、幼少期の一枚の写真があるだけで、幼少期のリアルな映像を再現できるようになるかもしれません。

それが可能になれば、今後の映画・ドラマの世界は、よりリアルな世界になることでしょう。