今回はATM英語表記の他、実際に私が体験した海外でのATMにまつわる恐怖体験をお伝えします。
特に今後、海外に行く予定の方にとって、実際にあった2つの恐怖体験は必見。
私は不注意で海外のATMで10万円を失うことになりましたから・・・。
これを読めば、事前にトラブルを避けられるかもしれません。
ATM英語一覧表
キャッシュレス化が進んでいるといっても、手元にある程度お金がないと不安なものです(特に初めて行く国などでは)。
下記は海外でATMを使う際に覚えておくべき基本的な英単語です↓
日本語 | 英語 |
引き出し | withdrawal |
預金 | deposit |
暗証番号 | PIN code |
残高 | balance |
振込 | transfer |
手数料 | fee |
口座 | account |
明細 | details |
両替 | exchange |
引き出し限度額 | limit for withdrawal |
(カードが)吸い込まれる | swallow |
利用可能 | available |
ATMにカードが吸い込まれた・・・
ここからは恐怖体験とともに上記の英語表記の説明をしていきます。
それは私が18歳で一人旅でロンドンに行った時の話。
右も左もわからず、最初の方は毎日が緊張状態でした。
その事件は、そんな緊張状態の中、突然起きました。
夜、ホテルへ帰る前にATMでお金を引き出そうとしたところ、銀行カード(citibankのカード)がATMに吸い込まれてしまったのです。
夜11時くらいだったので、銀行は閉まっており、誰にも相談できない状態。
ちなみに、そのATMは外壁取り付けタイプで、24時間いつでも取引ができるタイプでした(海外でこの手のATMは非常に多いです)。
カードが吸い込まれて仕方なく、翌朝、銀行に行くことにしたのですが、その夜よく眠れなかったのは言うまでもありません。
結果から言うと、翌朝、驚くほどスムーズにカードは手元に戻ってきました。
朝一で銀行に行き、スタッフに状況を説明したところ、パスポートの提示を求められ、本人確認後、特に書類を書くこともなく、その場でカードは手渡しで戻ってきました。
やけにスムーズだったので、驚いて詳細をスタッフに聞いたところ、海外のATMでカードが吸い込まれることはよくあることなのだそうです(要はスタッフもその状況に慣れていたようです)。
以上のことから、これから海外に行く方は、ATMカードは吸い込まれる可能性があることをある程度覚悟し、非常時の準備(英語での説明方法、カード会社の緊急連絡先のメモ)をしておいた方が良いでしょう。
そして「swallow(吸い込まれる)」と言う単語は覚えておきましょう。
The ATM swallowed my card.
と伝えれば通じます。
swallowといえば、名詞ではツバメという意味(プロ野球のヤクルトスワローズは直訳するとツバメ軍団になります)。
swallowが覚えにくいという方は、ヤクルトスワローズのマスコットつば九郎がATMカードを吸い込むシーンをイメージすると覚えやすいかもしれません。
海外のATMで10万円盗まれる
次は海外のATMで10万円盗まれた話です。
これはガチの犯罪話になります。
事件はイギリス・バーミンガムで起こりました。
帰国前夜、少し時間があったため、一人でバーに飲みに行くことに。
そこで2人組の男が話しかけてきました。
それはイタリア人でした。
イタリア語訛りのクセのある英語でしたが、コミュニケーションを取るには問題がなかったため話をすることに。
歳が近かったこと(当時お互いに20代後半)もあり、すぐに打ち解けることに。
そのイタリア人2人はここ10年イギリスに住んでいるらしく、イギリスでの生活、彼女の話などやけにフレンドリーに話してきました。
そして、今思うとおかしいのですが2人は非常に羽振りが良く、一杯一杯お酒を奢ってくれたんですね。
自分で出すよと言っても、せっかく日本から来てくれているんだから俺たちが出すよと聞かないんです。
翌朝のフライトが早いということもあり、2時間ほど話をして店を出ることに。
そのイタリア人2人も明日は早いからと一緒に外へ。
ここで事件が起きました。
2人は私にこう言って来ました。
Exchange money(両替してくれないか)。
聞いたところ、2人の家は逆方向にあるとのこと。
それぞれタクシーを使って帰りたいのだが、手元には50ポンド札しかないので、細かいのに変えて欲しいとのこと。
自分の財布を見るとあいにく、小さい札がない状態。
先ほど、ビールを奢ってもらったので断りづらい・・・。
そこでATMへ行き、引き出すことに。
この時、クレジットカードのキャッシング機能を使いました。
その後、50ポンド札と細かく崩したお札を交換。
2人はこれで家に帰れると大喜び。
その場を後にしました。
ここまで聞くと、何のトラブルもないように思えます。
しかし、翌朝、ホテルをチェックアウトする際にそのことに気づいてしまったのです。
何と昨夜、ATMで使用したクレジットカードが財布からなくなっていたのです。
慌てて部屋に戻ってカードを探すもありませんでした。
結局、早朝の便だったこともあり、そのまま空港へ行くことに。
日本へ帰国後、すぐにクレジットカード会社に電話し、カードを止めてもらうことになったのですが、ここでものすごいことを知らされてしまいます。
何と、あのバーミンガムでの夜に私のクレジットカードを使って10万円近くキャッシングされたとのこと。
こちらとしては全く身に覚えがありません。
自分は使ってない旨を伝え、ATMに付いている監視カメラで誰が引き落としたのかチェックしてほしいと伝えるも、海外のカメラはチェックできないとの返答。
更には、ここで次なる衝撃の事実が伝えられます。
10万円が引き出された際、四桁のPIN code(暗証番号)は一発で正しいものが入力されたとのこと。
ここで
あの2人のイタリア人にやられた!
とやっとで気づきました。
あくまでも推測になりますが、下記が犯行の流れです↓
あの日、私がATMでお金を下ろす際、2人は横で暗証番号をしっかりと確認していたのです。
さらに50ポンド札と細かいお札を交換する際に、クレジットカードも一緒に手元から抜き取っていたのです。
もしかしたら、お店でお酒をどんどん奢ってくれたのも、判断力を鈍らせるためだったのかもしれません。
結論から言うと、この10万円は戻って来ず、泣き寝入りするしかありませんでした。
クレジットカード会社の人曰く、「海外の監視カメラはチェックできない」上、「暗証番号が一発で正解」という事実がある以上、お客さんが使っていないことを証明できないとのことでした。
海外ATMまとめ
このように海外のATMでは日本では考えられないようなことが起こります。
下記が今回の教訓となります↓
- 海外でATMを使い際は「吸い込まれる」ことを想定しておく
- 暗証番号を入力する際は周りの人に見られてないかチェック
- 酔った状態・疲れた状態などでATMを利用する際は特に注意
ちなみに、この件に限らず、海外でexchange(両替してくれ)には注意が必要です。
前述の18歳でロンドンに一人旅をした際、普通に大通り沿いを歩いていた際、中国系?の少女から話しかけられました。
内容は
Please exchange money.
手にはお札を持っていました。
明らかに怪しいと思ったので対応しなかったのですが、もし対応していたらまた何らかの被害に遭っていたかもしれません。
また、クレジットカードのキャッシング上限額を設定しておくことも大切です。
バーミンガムの夜、クレジットカードのキャッシングで10万円近く一気に引き出されたわけですが、これは上限額を10万円に設定していたから、この額で抑えることができたのです。
もし、キャッシングの上限額を50万円、100万円などにしていたらと思うと今でもぞっとします。
海外に行く際、キャッシングをほぼ利用しないという方は、万が一の時に備えて上限額を3万円、5万円などに下方修正しておくと良いでしょう。
そうすることで万が一、被害にあった時のダメージを抑えることができます。
以上、ATMの英語表記、及び、海外での恐怖体験についてでした。