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オランダ国旗のトリビア|ロシア国旗との関係|昔はオレンジだった?

オランダ国旗

赤・白・青の三色からなるオランダ国旗

三色国旗は数多く存在しますが、このオランダ国旗こそが世界初の三色国旗となります。

歴史あるオランダ国旗だからこそ(?)、そこにはいろんな逸話があります。

今回は、オランダ国旗にまつわるトリビアをご紹介します。

オランダ国旗とロシア国旗の関係

前述の通り、世界には数多くの三色国旗があります。

例えば、ドイツ、ベルギー、フランス、イタリア、ロシア、アイルランド、ルーマニアなど。

世界の国旗一覧表を見ると、三色国旗が一番多いということが一目でわかるレベルです。

実は、その三色国旗の中でオランダ国旗と密な関係の国があるのです。

それはロシア

なんとロシア国旗はオランダ国旗を真似して作られたと言われているのです。

まずは両国の国旗を見比べてみましょう。

オランダ国旗オランダ国旗↑

ロシア国旗
ロシア国旗↑

見てわかる通り、両国の国旗は赤・白・青の順番が違うだけ。

実は、これにはロシア近代化の父と呼ばれるロシア皇帝ピョートル1世が大きく関係しているのです。

ピョートル1世は若い頃、一時期、オランダの造船所で船大工として技能実習をしていました。

17世紀末のオランダといえば、海運業で繁栄していた時代。

それを見たピョートル1世は「ロシアにもあの国旗を!」と強く望み、色の順番を変えただけの国旗がロシア国旗になったと言われています。

オレンジ色

次は色に関するトリビア。

当初、オランダの三色国旗は現在の・白・青ではなく、オレンジ・白・青でした。

このオレンジというのは、オレンジ公ウィリアムの紋章にちなんだもの。

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オレンジといえばサッカーオランダ代表のユニフォームに使われるなど、オランダ人にとっては非常に馴染みのある色です。

しかし、このオレンジ色を国旗に使うのは諦めざるを得ませんでした。

理由は染色技術

昔の染色技術でオレンジ色に染めるのは非常に難しく、退色もひどかったそうです。

よって、1937年にオレンジ色ではなく赤色を正式なものとする旨の勅令が正式に出され、以降、オランダ国旗は赤・白・青ということで統一されるようになりました。

オランダ国旗まとめ

以上、オランダ国旗に関するトリビアでした。

世界初の三色国旗なだけに、そこにはいろんな逸話がありました。

もし、オランダ国旗のデザインや色が違うものだったならば、ロシア国旗も違うものになっていたかもしれません。