先日、『英語で一流を育てる』を読んだ。
この本の著者・廣津留真理さんは、娘が地方の公立高校から現役でハーバード大学へ合格したことで、その教育方法が注目されるようになった。
この本では主に子供への英語の教え方が紹介されている。
英語が今まで以上に必要とされるこれからの時代。
お子さんにどのように英語を学ばせようか考えている親御さんにとっては、参考になる情報が盛りだくさんだ。
『英語で一流を育てる』の基本情報
『英語で一流を育てる』
著者 | 廣津留真理 |
定価 | 1500円(+税) |
出版社 | ダイヤモンド社 |
ページ | 239ページ |
発売日 | 2017/5/25 |
主な内容 | 英語で子育て 英語脳を作る 単語の覚え方 音読方法 |
『英語で一流を育てる』を読んだ感想
『英語で一流を育てる』を読んで一番印象に残ったフレーズは、”英語「を」教えるのではなく、英語「で」世界に通用するスキルを教えること”だ。
この「を」と「で」の違いは、かなり大きい。
「英語を教える」だと英語を教えることが目的となってしまう。
しかし、「英語で教える」だと、英語を通してプラスアルファの経験(例えばピアノやスポーツなど)も積むことができる。
英語は一つのツールに過ぎない。本来、英語を学ぶ目的は、英語を通して自分の意見を伝えたり、日本語だけでは得ることのできない情報を入手することにある。
本書に書いてある英語の勉強方法は一見、型破りなようにも思える。
しかし、それはあくまでも日本の英語教育を受けた人からの目線。英語を一つのツールとして考え、その先を見据える人にとっては、実に合理的な英語の勉強法だ。
では、具体的にはどのような英語の勉強法が書かれているのか?
本書では実生活の中で自然と英語と触れ合える方法が複数紹介されている。
その中でも特にオススメの方法として紹介されているのが音読だ。
音読を通して、「話す力」だけでなく、「聞く力」もアップするそうだ。書の中では、その理由についても詳しく解説されている。
お子さんにどう英語を教えたら良いのか悩んでいる方にとっては参考になる本だ思う。
もちろん、どのようにしたら英語力が伸びるか悩んでいる方にも役立つ情報だ。
『英語で一流を育てる』の口コミ
実際に『英語で一流を育てる』を読んだ人達は、どのような感想を持ったのだろうか?
Amazonのレビューを良い面と悪い面で下記にまとめてみた。
悪い評価
- 内容が薄い
- 一般家庭での実践は難しい
- 勉強法云々より、もともと生まれ持った才能が娘さんにあっただけでは?
- 子供に似たことをやらせたが無理だった
良い評価
- 単語の暗記・暗唱方法がためになった。
- 学習方法が写真付きで具体的に載っていたので分かりやすかった
- 子供に英語を教える上で非常に参考になった
- 紹介されている音読法・単語の覚え方は家庭でもすぐにできる
以上のように評価は良い・悪いで別れるようだ。
単に向き・不向きの問題もあるだろう。
いずれにせよ、英語の勉強方法でお悩みの方、新しい英語勉強法をお探しの方にとっては有益な本となることだろう。