カナダの北東に位置する世界最大の島グリーンランド。
グリーンランドは日本の国土の6倍もの面積を誇ります。
地図で見ても、その存在は一際目立ちます。
ここまで大きくても地表の8割以上は氷に覆われているという極寒の地。
大きな領土を有しながら、まだまだ知られてないことが多いグリーンランド。
巷ではグリーンランドを国と思っている方も多いようです。
今回はその辺の詳細をお伝えします。
グリーンランドは遠く離れたヨーロッパのある国と密接な関係にあるんです。
グリーンランドの場所【地図】
まず最初にグリーンランドの場所を地図で確認してみましょう。
白色の部分がグリーンランドです↑
前述の通り、グリーンランドは世界最大の島(大陸ではありません)。
グリーンランドよりも大きいと大陸、小さいと島という基準になっています。
グリーンランドは国?
ここからが本題。
これだけ広大な面積を持つグリーンランドは国か?
ということ。
実はグリーンランドは国ではなく、デンマーク領なんです。
参考までにデンマークの場所はこちら↓
赤枠部分がデンマークになります。
こうしてみると、デンマークとグリーンランドはかなり離れていますね。
なんでこんなに離れているのにグリーンランドはデンマーク領なのでしょうか?
理由は9世紀から11世紀に渡って、グリーンランドがある海域周辺でバイキングが活動しており、グリーンランドを発見したからです。
「ヨーロッパの国が発見→領土」は歴史あるあるですね。
それが今も続き、こんなに離れているのにデンマーク領となっているのです。
ちなみに、グリーンランドから程近いアイスランドも1944年までデンマーク領でした。
そのため、グリーンランドとアイスランドの間の海峡の名前はデンマーク海峡という名称です。
グリーンランドの旗
前述の通り、グリーンランドは国ではなく、デンマーク領となります。
しかし、独自の自治政府が置かれており、旗まであります。
こちらがグリーンランドの旗↑
赤は太陽、白は氷山を象徴しています。
この旗を見て何か気づきませんか?
そう、デンマークの国旗と配色が全く同じなのです↑
それもそのはず、グリーンランドの旗はデンマーク国旗をモチーフに作られているのです。
まとめ
以上、グリーンランドとデンマークの関係についてでした。
デンマークといえばヨーロッパの小国というイメージがありますが、グリーンランドという広大な領土を持っているんです。
更には、以前はアイスランドもデンマーク領だった時代があります。
アイスランドとデンマークの関係に興味のある方はこちらもご覧ください↓