今回のテーマは韓国の首都について。
韓国の首都といえばソウル。
しかし、以前は一時的にソウル以外の場所が韓国の首都だった時期があるのです。
それは釜山。
釜山といえば、韓国第2の大きな都市です。
なぜ釜山が韓国の首都だったのか?
そこには、ある戦争が大きく関係していました。
釜山が韓国の首都だった時代
釜山が韓国の首都だったのは1950年〜1953年の間。
厳密にいうと、釜山は臨時首都という扱いでした。
きっかけとなったのは、1950年に勃発した朝鮮戦争。
朝鮮戦争でソウルが陥落したことにより、急遽、釜山が韓国の首都となったのです。
首都になった急増した釜山の人口
釜山は首都になったことで多くの人が流入し、人口が急激に増えました。
参照:macrotrends
こちらが釜山の人口推移↑
1950年には94万8000人だった釜山の人口は、1953年には100万5千人。
その後、朝鮮戦争が休戦した1953年以降も人口は右肩上がりで増加し続け、1990年代には380万人台を突破します。
本当に一度流れができたらすごいものですね。
現在の釜山
現在の釜山の人口はどうなっているのでしょうか?
その後、2000年代に入りドーナツ化現象で逆に釜山の人口は右肩下がりのようです。
2022年の人口は346万人。
ピーク時に比べたら約40万人もの人口減少です。
ちなみに、現在の韓国の首都ソウルに関しても、2020年に32年ぶりに人口が1000万人を割るなど減少傾向にあります。
首都、そしてかつて臨時首都だった都市が共に人口減少傾向にあるという事実。
日本も他人事ではありませんね。
今後の韓国の人口推移に注目です。
以上、かつて韓国の臨時首都だった釜山についてでした。