記憶に定着させるには何回の復習が必要なのでしょうか?
物事を覚えるには、繰り返しが基本だと言われています。
今回は、2冊の本からこの点を取り扱った箇所をご紹介します。
主な内容は下記の通り。
- 復習回数
- 復習するタイミング
効率の良い復習方法を探していた方は参考にしてください。
記憶に残る復習回数・復習期間
今回は下記2冊に書いてあった復習方法をご紹介します。
- 『「1日30分」を続けなさい』 古市幸雄
- 『一生つかえる記憶力が3週間で身につく本』 髙嶌 幸広
それでは、それぞれの復習方法を見ていきましょう。
『「1日30分」を続けなさい』
『「1日30分」を続けなさい!』で最も効率の良い勉強法として紹介されていたのは下記の通り↓
初回の勉強 → 1回目の復習(1週間後) → 2回目の復習(3週間後)→ 3回目の復習(7週間後)
復習回数は3回。
繰り返し同じ勉強をすることにより、海馬がこの情報は大切だと認識し、長期記憶になるようです。
海馬とは、一時記憶にするか長期記憶にするか仕分けする場所。
インパクトのない一度きりの勉強の場合、この情報は不要だと認識され、破棄(一時記憶)されることになります。
『一生つかえる記憶力が3週間で身につく本』
『一生つかえる記憶力が3週間で身につく本 』では、5回以上繰り返すことが大切だとされています。
復習回数・期間は下記の通り↓
初回の勉強 → 1回目の復習(1日後) → 2回目の復習(3日後)→ 3回目の復習(1週間後) → 4回目の復習(2週間後) → 5回目の復習(一ヶ月後)
本書によると一週間以内にある程度の記憶のベースを作っておくと良いとのことです。
記憶に残る勉強法まとめ
以上、記憶に残る勉強法の紹介でした。
2つの方法をまとめると下記のようになります。
- 初回→1週間後→3週間後→7週間後
- 初回→1日後→3日後→1週間後→2週間後→1ヶ月後
一般的には、復習すればするほど記憶に定着すると言われています。
それを考えると、2つ目に紹介した5回復習がより効果的でしょう。
しかし、中には復習する時間を取れない人も多いはず。
そのような方は、1つ目に紹介した復習法を参考にしてください。
因みに、2つの本では朝に勉強する方が記憶に残りやすいと書かれていました。