世界中にお店を展開するスターバックス。
そんなスターバックスですが、特定の地域では今まで出店していなかったり、苦戦したりしているようです。
有名なのが、コーヒーの本場イタリア。
バールというカフェ文化が根付くイタリアにスターバックスが初出店したのは2018年9月のこと。
驚くべきことに、スターバックスという世界的企業がイタリアという大きなコーヒー市場に最近まで進出していなかったのです。
今回は、意外と知られてない(?)もう一つのスターバックスが苦戦している地域をお伝えします。
オーストラリアとスターバックス
スターバックスが苦戦した地域とは、オーストラリアのこと。
詳しくは、こちらの動画をご覧ください↓
ここから先は動画内で特に印象に残った内容・データをお伝えしていきます。
オーストラリアはスタバにとって鬼門?
スターバックスがオーストラリアに初出店したのは2000年のこと。
場所はシドニーでした。
その後、スターバックスはオーストラリア内で出店を加速。
2008年には87店にまで増えました。
しかし、同じく2008年にオーストラリア全店のうち3分の2を閉店することになったのです。
その原因について、動画内では下記のように解説しています。
理由は大きく分けて2つ。
一つ目がオーストラリア人にスターバックスというブランドが定着していない段階で、あまりにも速くお店を増やしすぎた。
二つ目はオーストラリア人のカフェ文化との違い。
オーストラリアに本格的にカフェ文化が伝わったのは1900年代のこと。
伝来元はイタリア人やギリシャ人でした。
それ以後、オーストラリアでカフェといえばエスプレッソ。そして、社交の場でした。
しかし、スターバックスは砂糖を使った甘い商品を多く販売。しかも、社交の場というよりかは一つの商品としてコーヒーを販売していました。
以上の理由から、オーストラリア人は、「自分たちの味」「社交の場」「安い値段」の地元のカフェを選んだのです。
ビジネスは何事も調査が必要ということですね。
スターバックスがオーストラリアの文化をもっと理解して、徐々に展開していたら急速な閉店も免れたはずです。
以上、スターバックスのオーストラリアでの失敗談でした。