2016年に内容や問題の配分が大幅に改訂されたTOEIC新形式テスト。
新形式ではどのように変わったのでしょうか?
今回は下記の点を中心にお伝えしていきます。
- パート1〜7の変更点【内容・問題数】
- パート1〜7の傾向・対策
まだTOEIC新形式に慣れていない方は参考にしてください。
Contents
TOEIC新形式パート1〜7の変更点【内容】
TOEIC新形式では具体的にどこがどのように変わったのでしょうか?
変更点を表にしてみました。
内容 | 変更点 | |
パート1・2 | 写真描写問題 応答問題 |
パート2が複雑に |
パート3・4 | 会話問題 説明文問題 |
3人での会話問題が増加 暗示している意味を問う問題も |
パート5・6 | 短文穴埋め問題 長文穴埋め問題 |
文法の比重が増える 文の選択問題が登場 |
パート7 | 1つの文書 複数の文書 |
トリプルパッセージ(3つの文章を読む)が増加 |
TOEIC新形式パート1〜7の変更点【問題数】
TOEIC新形式ではパートごとに問題数も大きく変わりました。
詳細は下記の通り。
問題数 | |||
旧形式 | → | 新形式 | |
パート1 | 10問 | 6問 | |
パート2 | 30問 | 25問 | |
パート3 | 30問 | 39問 | |
パート4 | 30問 | 30問 | |
パート5 | 40問 | 30問 | |
パート6 | 12問 | 16問 | |
パート7 | 48問 | 54問 | |
合計 | 200問 | 200問 |
※数字の赤文字は問題数の増加。青文字は減少。
ご覧のように合計の問題数は旧形式・新形式ともに200問です。
しかし、内訳は大きく変わりました。
リスニングのパート1・2は合計で9問も減りました。
その代わり、パート3では9問増加しています。
その他では、リーディングのパート5で短文穴埋め問題が10問も減少しています。
パート5の減少分はパート6(4問増)、パート7(6問増)に振り分けられた形となります。
TOEIC新形式パート1〜7の傾向・対策
ここからはTOEIC新形式パート1〜7の傾向・対策をお伝えしていきます。
パート1は旧形式では難問が1〜2問あったものです。
しかし、新形式になって難問はなくなりました。
その一方で、パート1の問題数は10問→6問に減ったため、1問も取りこぼせなくなりました。
パート2も問題数が30問→25問と減少しました。
しかし、新形式になってパート2ではひねった問題が見られるようになりました。
”ひねった問題”とは、聞かれたことに対して素直な回答ではないパターンです。
よって、パート2は事前にTOEIC対策が求められる箇所です。
パート3・4に関しては新形式になって、意図を問われる問題が出てきました。
よって、文章全体の意味を理解していないと正解にたどり着けなくなりました。
旧形式のようにキーワードだけで、なんとなく正解といったパターンは極端に減りました。
パート5・6に関しては文法の比重が増えました。
旧形式の場合、文法と語彙力を問う問題は半々でした。
それに対し、新形式では文法を問う問題が全体の3分の2を占めるように。
よって、TOEIC新形式では文法対策が以前にも増して必要となりました。
新形式になって大きく変わったのがパート7です。
パート7は旧形式の時ですら問題数が多くて最後まで解くのが難しいパートでした。
それが新形式になり問題数が増加(48問→54問)したばかりではく、内容も難しくなりました。
その顕著な例がトリプルパッセージの追加です。
旧形式では2つの文章を読んで回答するダブルパッセージがありました。
新形式では、これに更に1つの文章を加えたトリプルパッセージを読んで解く問題が出現しました。
パート7ではダブルパッセージ&トリプルパッセージが5セットもあります。
パート7に関しては、時間配分も含めた対策が必要となります。
TOEICオススメ教材
新形式になって内容・配分が大きく変わったTOEICテスト。
以前にも増して対策が必要となります。
下記にパート・難易度別にオススメのTOEICオススメ教材をまとめています。
よろしければ参考にしてください。