止まることを知らない新型コロナウイルスの勢い。
世界中で多くの感染者、死者を出しています。
そんな中、巷では今後、世界的にベビーブームが起こるのではないかとの噂も。
なぜ、そのような噂が出るのでしょうか?
そこには今までのデータ、そして人間の心理が大きく影響していました。
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災害後はベビーブーム?
歴史上、災害後はベビーブームになることが多いようです。
この説が初めて取り上げられたのは、1965年北アメリカ大停電。
これは、1965年11月9日にアメリカとカナダで発生した大停電です。
この停電により、2500万人に12時間もの間、電気が供給されない事態となりました。
この停電の後、ニューヨークをはじめとする多くの地域では、なぜか出生率が大幅に上がったそうです。
このことは、当時、ニューヨーク・タイムズでも取り上げられました。
その後、災害後に出生率が上がるという現象は、2001年のアメリカ同時多発テロ、2005年にニューオリンズを襲来したハリケーンカトリーナでも確認されています。
不思議なことに、いずれも災害の数ヶ月後には、出生率が正常に戻っています。
つまり、災害が起こった限定的な期間だけ出生率が上がっているのです。
人間の本能?
なぜ、災害時に出生率が上がるのでしょうか?
そこには人間の本能が大きく関係しているようです。
人は、生命が脅かされるなど危機的な環境に置かれると、本能的に子孫を残そうとするらしいのです。
その他、災害時は人と人との結びつきが深まるという心理的要素もあるようです。
まとめ
以上、コロナの蔓延により、にわかに囁かれているベビーブームについてでした。
今回のコロナ不安は地域限定ではなく、世界的なもの。
この説の通りとなれば、2021年は未だかつてない程のベビーブームが世界中で到来するかもしれません。