突然ですが、皆さんは最近、パソコンやスマホを使っていてネット速度が遅くなったと感じることはありませんか?
僕はあります。
最初に「ちょっと遅くなったな」と感じたのは2週間前のこと。
それは平日の昼間でした。
その時は、たまたま大雨だった為、「雨のせいか」くらいにしか思っていませんでした。
しかし、その後、雨が止んでも、ネット速度が遅いと感じることが時折ありました。
何と、そこには新型コロナウイルスの影響があったかも(?)しれないのです。
新型コロナウイルスがネット速度を遅くしている?
よくよく考えて見ると、そのメカニズムは非常にわかりやすいものです。
現在、東京を始めとする多くの自治体では、感染を防ぐために外出自粛の要請やテレワークを推奨しています。
その他、全国の小中高は3月2日から一斉休校しました。
つまり、多くの人が家の中で過ごしているのです。
今の時代、家の中で何をするか?
そう、インターネットです。
現在のネットは、動画、音楽、電話、ネット閲覧、SNSと用途は様々。
ネットなしでは生きていけないなんて人も多いことでしょう。
そのような人たちが一気にネットを使うと、当然のことながら回線は混雑し、ネットスピードは遅くなるわけです。
僕と同じように、「最近ネット速度が遅くなったな」と思っている方は、ネット周辺機器の調子がおかしいためではなく、コロナウイルスによる低速化の可能性が十分にあります。
特に高層マンションなどの戸数の多い集合住宅では、それが顕著に現れることでしょう。
モデムの調子がおかしいと思い買い替えを検討している人などは、しばらく様子を見た方が良いかもしれません。
衝撃的な数字

ネット回線が混雑している。
それを反映するデータが、先日、NTTコミュニケーションズから発表されました。
何と2月上旬から3月23日にかけての平日&日中のネット使用量が、前年比40%アップだったそうです。
その他、最初にロックダウンを行った武漢では、モバイルブロードバンド速度が50%近く急落したというデータもあります。
このようなネット混雑&スピード低下が、大問題になるケースも考えられます。
コロナが収束しないことを受け、一部の大学はネット上で講義を始めるそうです。
その他、前にも少し触れたように、テレワークで自宅にて仕事をしている人もたくさんいます。
そうなった時、問題視されるのが、ネットの「必要な使用」と「不要な使用」。
必要な使用とは、仕事や学校の講義、ネットを使った重要な電話や会議など。
不要な使用とは、個人で余暇で楽しむ動画・音楽鑑賞など。
最近、「不要不急の外出は控えるように」と言われていますが、今後はもしかしたら「不要不急なネット使用は控えるように」と要請が出るかもしれません。
以上、新型コロナの影響でネット速度が遅くなっている可能性についてでした。