皆さんは、ビル・ゲイツが2015年にTEDで行なったスピーチを知ってますか?
先日、初めてこのスピーチを見たのですが、正直、その内容に驚きました。
怖いほどに、現在のコロナの惨劇を言い当てていたのです。
今回は、このスピーチの動画、及び、特に気になった点をまとめました。
Contents
ビル・ゲイツ × TED
気になる動画はこちら↑
このスピーチで特に気になった箇所は下記の点です。
If anything kills over 10 million people in the next few decades, it’s most likely to be a highly infectious virus rather than a war. Not missiles, but microbes.
「もし、今後数十年で1000万人以上が何者かに殺されるとしたら、それは戦争ではなく、感染症の高いウイルスである可能性が高いです。ミサイルではなく、微生物の犠牲になるのです。」
更に、その後、話は続きます。
Now, part of the reason for this is that we’ve invested a huge amount in nuclear deterrents. But we’ve actually invested very little in a system to stop an epidemic. We’re not ready for the next epidemic.
「これまで私たちは、”核の抑止”には巨額の投資をしてきましたが、”疫病の抑止”に関してはほとんど何もやってません。つまり、私たちは次にやってくる疫病に対してなんの準備もできていないのです」
まさにその通り。
世界の人が、もっとこのスピーチを真剣に聞いていれば。
そう思わされるスピーチ内容です。
日本語訳のスピーチ
日本語字幕付きの動画はこちらになります。
気になる方は、どうぞ。
スピーチの内容を知れば知るほど、よくぞここまで5年前にハッキリと言えたなと驚いてしまうはずです。
まとめ
スピーチの中では、2014年に大流行したエボラについても語られています。
エボラが、アフリカら世界の主要都市まで大きく広がらなかった理由として「空気感染がなかったこと」「感染者は重症化して動けなかったこと」が挙げられています。
この点を交えながら、ビル・ゲイツは次に来る疫病について非常に恐ろしい予言をしています。
もしも、次の疫病が「空気感染するならば」「感染の症状が出ずに皆が動き回ったならば」すごい恐ろしいことが起きると。
まさに、コロナウイルスのことです。
スピーチの最後はこう締めくくられています。
If there’s one positive thing that can come out of the Ebola epidemic, it’s that it can serve as an early warning, a wake-up call, to get ready. If we start now, we can be ready for the next epidemic.
「もしもエボラの蔓延から得られる良い教訓があるとすれば、それは次の疫病への準備をする警鐘となったこと。今から始めれば、次の疫病に備えることができるのです」
この言葉を聞いて、深く考えさせられる人は多いはずです。
以上、怖いほどに今の現状を言い当てていた5年前のビル・ゲイツのスピーチでした。