今年もアメリカの経済誌「フォーブス」から世界長者番付が発表されました。
1位は3年連続でアマゾン創業者のジェフ・ベゾス。
2位は昨年同様、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ。
3位はルイ・ヴィトン会長ベルナール・アルノーで初のトップ3入り。
今回は、この世界長者番付トップ3の資産で何ができるかを、色んなシチュエーションで換算してみました。
世界長者番付トップ3の資産
まずは、世界長者番付トップ3の資産から確認していきましょう。
詳細は下記の通り↓
順位 | 名前 | 資産 | 備考 |
1 | ジェフ・ベゾス | 1130億ドル (12兆2000億円) |
アマゾン創業者 |
2 | ビル・ゲイツ | 980億ドル (10兆5800億円) |
マイクロソフト創業者 |
3 | ベルナール・アルノー | 760億ドル (8兆2000億円) |
LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン会長 |
3人の資産を合計すると、2870億ドル(30兆9800億円)になります。
色んなものに換算
この3人の資産30兆9800億円を使うと、どんなことが可能になるのでしょうか?
色んなパターンで換算してみました。
日本の生涯賃金
日本のサラリーマンの生涯賃金は約2.5億円と言われています。
これを世界長者番付トップ3の資産で割ると・・・12万3920。
つまり、この3人の資産だけで12万3920人分もの生涯賃金に匹敵する計算になります。
何かの計算間違いだろ?
そう思いながら、何度か計算し直したのですが、12万3920人分ということで間違いありませんでした。
これは、あくまでも豊かな国である日本の場合。
発展途上国の生涯賃金の場合、もっとすごい人数になるはずです。
以前、NGOのオックスファムは世界で62人の富豪は、最貧層35億人分と同じだけの富を所有していると発表しました。
この換算を見る限り、それも納得です。
老後2000万円
一昔前に安定した老後生活を送るには2000万円が必要と言われ、各方面で物議を醸しました。
世界長者番付トップ3の資産でこの2000万円を割ると・・・154万9000。
つまり、この3人の資産で154万9000回分の安定した老後生活を送れることになります。
億ション
誰もが何度かは夢見る億ション生活。
この3人の資産ならば、1億円のマンションを30万9800戸も買うことができます。
因みに、日本で一番価格が高いマンションは、六本木ヒルズのレジデンス棟最上階で9億8000万円だそうです。
この3人の資産ならば、その一番高いマンションでも3万1612戸分購入できます。
一度で良いから、億ションをキャッシュで支払ってみたいものですね。
国立競技場
建設費が高いということで、何かと話題になった国立競技場。
その費用は1569億円でした。
3人の資産を合わせると、なんと国立競技場を197個も建設できます。
この数字を見ると、ザハ案の建設費が高いなど、ああだこうだ言っていた時間が無駄にさえ思えてきます。
お金があると、そのような迷う時間も減りそうですね。
サッカー選手
年々、異常なまでに高騰するサッカー選手の移籍金。
現段階で史上最高の移籍金は、ブラジル代表ネイマールの2億2200万ユーロ(約271億円)。
これは2017年にバルセロナからパリサンジェルマンに移籍する際にかかった費用です。
世界長者番付トップ3の資産を使えば、ネイマールを何回獲得できるのでしょうか?
なんと1143回も獲得できます。
これはあくまでも極端な例え。
見方を変えると、移籍金271億円級の選手を1143人も獲得できることになります。
長者番付トップ3が共同でサッカーチームのオーナーになったら、ものすごいチームが作れることでしょう(一人でも十分にすごいチームが作れるはず・・・)。
まとめ
以上、世界長者番付トップ3の資産で何ができるかシリーズでした。
改めて思ったのは、本当に稼いでいる人はベクトルが違うということです。
普通、これだけの資産があれば多くの人は早期リタイヤして余暇の人生を楽しむことに全精力を向けるはずです。
しかし、彼らにそのような選択肢はないようで、皆、現役で働いています。
おそらく、彼らはお金よりも、どのように世界を変えられるかということに興味があるのでしょう。
やりたいことがあるから働く。
結果、大金持ち。
なんとも理想的、そして羨ましい人生です。
彼らの生き方に見習うべき点は多くあることでしょう。