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TOEICテストを5分で退席した話【実話】【教訓】

toeicテスト

 

今回はTOEICテストを5分で退席した話をしたいと思います。

すべて実話です。

これからTOEICテスト、その他諸々のテストを受ける方は私の失敗談を教訓にしてください。

TOEICテストを5分で退席した話

かれこれ10年以上前の話になります。

とある12月の日曜日、私はTOEICテストを受ける予定でした。

試験の流れは今と同じ。

開始は13時。

受付は12時半まで。

私はその回のTOEICテストは、いつも以上に余裕を持てる環境にありました。

TOEICの試験会場が、当時住んでいたマンションから直線距離で500メートル程の距離にあったからです。

試験会場は、とある大学。

完全なる徒歩圏内でした。

余裕をかましていた私は12時を過ぎた時点でも家に。

12時10分くらいに出ればちょうど良いだろうくらいの考えでした。

受付締め切りは12時半。試験会場へは徒歩5分圏内。余裕です。

しかし、ゆっくりと構えていたら時間は刻々と過ぎ、気づいたら12時20分過ぎに。

流石にやばいと思った私は、ダッシュで試験会場まで走って行くことに。

近くにあったものの、初めて入る大学。

試験会場となる教室を探すのにも一苦労。

結局、試験会場に着いたのは12時半ギリギリ。

会場は大学の大講義室でした。

入り口は一番前。皆が見える場所です。

12時半ギリギリということで私以外の受験者は皆、着席していました。

大多数の人に見られ気まずさを感じることに。

そして、12月だというのに走ったことで服の中は汗でびっしょり。

なんとかギリギリで受付を済ませた後、紙に必要事項を書いたり、リスニングの音源テストなどがあり、あっという間に13時の試験開始時間を迎えることになりました。

ここから悲劇を迎えることになります。

体に異変

試験が始まる前から2つの症状は既に起こっていました。

その2つの症状は平たく言うと下記の通り。

  • 精神的なもの
  • 身体的なもの

まずは精神的なものから。

ギリギリに着いたことで心に焦りが。

その場の雰囲気に慣れていないことでアウェー感もかなりありました。

総じて、試験を落ち着いて受けられる精神状態ではありませんでした。

二つ目が身体的なもの。

前述のように急いで走ったものだから、服の中は汗でびっしょり。

その日は12月でしたが晴天で結構暖かったです。

そのせいもあり、背中を汗が滴るのを感じるほどでした。

どうせ10分も経てば落ち着くだろう。

そう思いました。否、そう思い込もうとしていました。

しかし、現実は違うものに。

かいた汗は時間が経つにつれて冷えてきたのです。

そして、試験開始前から悪寒に似たものを感じていました。

額からは冷たい汗が。

そして、そのままTOEICテスト開始。

TOEICテストを5分で退席

TOEICテストの一番最初はリスニング。

大教室なのにスピーカーではなく、ラジカセから音源が流れていたことは今でも覚えています。

それはリスニングが始まって、わずか2〜3分経った時でした。

体調に異変が出てきたのです。

なんと、めまいが。

めまいなんて想定もしていませんでした。

一気に頭の中はパニックになり、全身にはすごい汗が。

しかし、リスニング中に退席するわけにはいきません。

万が一、リスニング中に数分でも退席しようものならば、それは致命的なもの。

「とりあえずリスニングを終えて、一旦、外に出て休もう。」

「リスニング中だけは絶対に退席してはいけない」

そう自分に言い聞かせました。

しかし、5分を過ぎた頃にめまいでフラついて座っているのもやっとの状態であることに気づきました。

そこで手を上げて試験官を呼び、事情を説明して外へ。

一人になりたかったのでトイレの個室へ。

5分ほどしてやっとでめまいも和らいできたので外へ出ることにしました。

その時、全身にすごい量の汗をかいていることに気づき、このまま続けるのは無理だと感じました。

体調面を抜きにしても、リスニングで5分のロスは大打撃です。

トイレの外に出るとスタッフの方が待っていました。

スタッフの方は私を見ると「このまま続けられますか?」と聞いてきたので、「退席します」と答えました。

その後、荷物を取るために一旦試験会場へ。

試験会場では、まだリスニングが続いており、数人の受験者は驚くような感じで私の方をチラッと見ていました。

今でも思うのですが、リスニング中の人たちにこのような形で迷惑をかけて本当に申し訳ないと思っています。

TOEIC試験会場を後にして、家に帰るまでの虚無感といったら相当なものでした。

教訓・まとめ

この件以降、私はTOEICテストに限らず、いかなるテストやイベントにおいても時間に余裕を持って会場に行くようになりました。

以前は試験会場に早く行っても時間を持て余すだけだと思っていました。

しかし、今は違います。

試験会場に早く到着した方が良い理由をまとめると下記の通りになります。

  • 心に余裕を持てる
  • その場の雰囲気に慣れる
  • 体に負担をかけない

上2つは精神的なもの。

試験で高得点を取るには、実力もさることながらその場の雰囲気作りが非常に大切です。

焦りがあったり、雰囲気に飲まれてしまったら、実力を発揮できないこともあります。

最後の一つは体力的なもの。

時間がなくて急に走ったり、急いだりすると思っている以上に体に負担がかかります。

特に試験のように静寂を必要とする場では、そのダメージは予想以上に感じるものです。

上記はTOEICテストで起こったことですが、その他のテスト全てにおいても同じことが言えると思います。

面接などでも同じことが言えるでしょう。

それまでせっかく一生懸命努力していても、最後の調整を誤ると全てが不意になる可能性があるのです。

いつも試験会場にギリギリに行くというタイプの方は、私の失敗談を教訓にしてください。

早く試験会場に到着して損することはないと思います。

以上、TOEICテストを5分で退席した話でした。