スクランブル交差点といえば、多くの人が渋谷のスクランブル交差点をイメージすることでしょう。
しかし、意外や意外、日本で初めてスクランブル交差点ができた場所は九州のとある県だったのです。
今回はその点も含め、下記の点を中心にスクランブル交差点についてお伝えします。
- スクランブル交差点の意味
- スクランブル交差点の英語表記
- スクランブル交差点の歴史
スクランブル交差点の意味
まずはスクランブル交差点の意味から。
スクランブル交差点は英語表記では「scramble crossing」。
”scramble”には敏速に這って進む、急ぐ、争奪する、ごちゃ混ぜにするという意味があります。
つまり、scramble crossingとは人々がこちゃ混ぜになって進む交差点という意味になります。
ちなみに、卵料理のスクランブルエッグは英語にするとscrambled eggs。
スクランブル交差点と同じscrambleを使います。
こちらは直訳するとかき混ぜた卵というニュアンス。
交通と料理で分野は違えど、scramble(かき混ぜる)という意味では同じです。
スクランブル交差点の歴史
前述の通り、日本でスクランブル交差点と言うと多くの人が渋谷のスクランブル交差点をイメージすることでしょう。
がしかし、日本初のスクランブル交差点は意外な場所だったのです。
それは熊本県。
1968年に熊本市内にある子飼交差点という場所で、初めてスクランブル交差点が導入されたとのことです。
導入理由は慢性的な交通渋滞。
それを解消するためにスクランブル交差点が導入されたんだとか。
でもって、そのモチーフになったのは海外のスクランブル交差点。
ニューヨーク5番街のスクランブル交差点からヒントを得たそうです。
そのスクランブル交差点、世界で初めて設置されたのはアメリカ・ミズーリ州カンザスシティとカナダ・バンクーバー。
世界初の設置が1960年代とのことなので、日本にはわりかし早くにスクランブル交差点が導入されていたことにります。
まとめ
以上、スクランブル交差点の意味&歴史についてでした。
日本初の設置場所が熊本県とは意外でしたね。
ちなみに、その後、日本のスクランブル交差点の数は右肩上がりで上昇し、現在は全国に900箇所近くに設置されているそうです。
これだけ増えるということは、渋滞解消に効果があるということなんでしょうね。